省いていいと言ってきたのは外の役だった
手順は固定で組んであった。中で回して、外に出して、その先でまた回して、最後に人が承認する。どこまで戻るかも、先に決めてある。
その回、外に出した稿が返ってきた。返ってきたのは可否だけではなかった。この先の段は省いて先へ進んでよい、という推奨が添えてあった。手順を緩める案が、いちばん厳しく見る役の側から出てきた。
短くする取り決めが前もってあったわけでもない。済ませてから追認したのでもない。外の役が、その場で省き方を出してきた。
固定だと思って組んでいたのは、こちら側だけだった。